【投資】ケチと倹約の違い-「お金を使えない病」に注意

投資

投資において、入金力は重要な要素です。当然入金力が高いほど、リターンも大きくなります。そのため、家計を見直して余計な固定費を削減し、なるべく多くの余剰資金を投資の元手とするのが一般的な資産形成の手法です。しかし、そこで陥りやすい罠が、「お金を使えない病」です。

お金を使うことへの葛藤

例えば、1万円を年利7.2%で10年運用すれば、最終的には約2万円になります。そのため、将来の利益を得るために、今お金を使うべきかどうか、とういう葛藤が生まれます。無駄遣いを減らせるので悪いことではありませんが、行き過ぎた倹約は時に「ケチ」に変わる危険性があります。

ケチと倹約の違い

ケチと倹約の違いを整理してみましょう。

ケチ: お金に対する過度な執着から、大切な人への支出すら惜しむ姿勢。

倹約: 無駄遣いを抑え、お金を効率的に使うこと。大切な人への必要な支出は惜しみません。

おすすめ本 「Phantom」

この本の主人公は経済的自由を目指し、高配当株への投資を積み立てています。ある日、主人公は友人の結婚式に招待されますが、出席に必要な会費や交通費を計算し、そのお金を投資に回した場合のリターンと天秤にかけます。

主人公は「今の一万円は30年後は7倍になるが、その時までこの友達との友情は続いているだろうか?」と考えます。

最終的に、主人公は出張を理由に結婚式をキャンセルしますが、その嘘がバレてしまい、友情を失う結果となりました。

投資効率を追い求めるあまり、友人との関係を軽視し、思わぬしっぺ返しを受けたのです。

まとめ

資産形成を進めていくと、このお金を投資に回せば。。。と思う場面は実生活で多々あります。それにより無駄遣いを無くすのは良いですが、大切な人への必要なお金まで惜しむと、人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。無駄を省きつつ、必要なお金は気持ちよく出せるよう心掛けていきたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました