【インデックス投資】好調時こそ要注意!「隣の芝生」に惑わされない投資術

投資

「SNSの華やかな成功談」があなたの資産を溶かす

「持っている個別株がめちゃくちゃ上がりました!」
「今月だけで20%の利益確定しました」

SNSに溢れる華やかな投資実績報告を見るたび、ふと心が揺らぐことはありませんか?インデックス投資家にとって、周囲の「成功」は時に大きな誘惑となります。しかし、そういった時こそインデックス投資の鉄則を思い出す必要があります。

市場が好調な時ほど危険な「行動バイアス」

利用可能性ヒューリスティック

認知心理学者のエイモス・トベルスキーと、ノーベル経済学賞受賞者である認知心理学者のダニエル・カーネマンが提唱した「利用可能性ヒューリスティック」という現象があります。

身近な成功事例が脳裏に焼き付き、実際の確率よりもはるかに高く成功の可能性を感じてしまう現象です。つまり、SNSの全体0.1%の成功例を「普通の現実」と錯覚してしまうのです。

プロでもインデックス投資に勝てない現実

しかし素人が個別株でインデックス投資以上の利益を出し続ける事はほぼ不可能でしょう。機関投資家(プロ)が運用するほとんどのアクティブファンドが、インデックスファンドに勝ち続けることができない話は有名な話です。プロが勝てないのに素人が勝てる道理はありません。

参考 SPIVA | S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

インデックス投資の鉄則

・他者と比べるのはやめましょう。上を見ればきりがないですし、意味がないです。

・短期的な運用益に一喜一憂するのをやめましょう。直近の値動きを見ても意味がないです。インデックス投資は長期投資が基本です。

・よく寝ましょう。睡眠不足は自身の判断力を低下させ、SNSの情報に惑わされる可能性が出ます。

まとめ

と言いながら、私も個別株に手を出したことがあります。去年は市場が好調で、インデックス投資は基本ヒマなので、SNS上の成功例を見て、自分もできると思ってしまったんですね。まさに「利用可能性ヒューリスティック」そのまんまでした。結果は言うまでも無いですね。

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