インデックス投資をしていると、「航路を守る」というフレーズをよく耳にしますね。これは最初に決めた投資方針を貫くという意味です。インデックス投資家なら基本的な考え方だと思っていたのですが、自分でも意外と簡単に道を外してしまったので、反省の意味を込めて経緯を書いておこうと思います。
2024年は本当に好調な市場でした。私も含めて、米国株に投資している方々はかなり儲けたはずです。ただ、そんな時だからこそ、もっと儲かっている株が目に付くんですよね。Xを開くと、高配当株やNVIDIA、FANG+など、みんなが大儲けしたと自慢する投稿が溢れています。それを見るたびに、S&P500でいいのかと悩むようになりました。そんな気持ちを煽るように、毎月魅力的な新商品が出てくるんですよね。そして、我慢できなくなって、以下の商品を購入してしまいました。総額で400万円ほどだったと思います。
・S&P500Top10
・2244
・楽天プラス・NASDAQ100
・高配当株

昨年の資産の推移を見ると、赤い部分が2244を買った時期、つまり2月ごろです。他の商品もその頃に買った記憶があります。2024年の初めは、S&P500を毎月30万円買うぞと意気込んでいたのに、2か月も経たないうちにその意気込みが消えてしまいました。
これらの商品が悪いと言っているわけではありません。問題なのは、最初に決めた方針を、周りが儲かっていて羨ましいからという理由で破ってしまったことです。まあ、NASDAQ100はまだしも、冷静に考えると、2244やS&P500 Top 10は自分にとってリスクが高すぎる選択でした。高配当株に関しては、ろくに勉強もせずに適当に買ってしまいました。
ここから得た教訓は、株式市場が好調な時には、SNSにはリスクを取らせようとする誘惑が溢れているということです。きっと、不調な時には悲観論が溢れるのでしょう。どちらにせよ、SNSからは距離を取るというのが私の自己防衛策です。
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