ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがS&P500のETPを完全売却したと話題になっていますね。このニュースは、インデックス投資の原則を再確認する良い機会です。
インデックス投資の本質は「市場をそのまま受け入れる」こと
- インデックス戦略の根幹は、「市場の上昇も下落も含めた平均リターンを享受する」ことにあります。
- 「暴落を避ける」ために売却すれば、逆に「上昇局面の利益を逃す」リスクが生じます。
- 「逃げ場はない」という覚悟こそが、インデックス投資で成果を出す前提条件です。
「投資の代償とは、ボラティリティや恐怖、疑念、不確実性、後悔などに耐えることだ」
「代償を払わずリターンを得ようとする”泥棒”になってはいけない」
(モーガン・ハウセル著 サイコロジー・オブ・マネーより)
SNSの「バフェット売却」ポストは「物語」に過ぎない
- SNSや一部メディアは「著名投資家の動き=ストーリー性のあるニュース」として誇張しがちです。そのほうが人目を惹きやすいからですね。
- 「バフェットが売った=市場下落のシグナル」と短絡的に解釈するのは誤りです。
- 市場の動きは誰にも読めません。
「売却」を気にする心理は「市場タイミング」への誘惑
- 仮に「バフェットが売ったから自分も売ろう」と考えるなら、それは「市場のタイミングを計ろうとする行為」です。
- インデックス投資の強みは「人間の感情を排除した機械的な運用」にあります。著名投資家の動向は「感情を乱すノイズ」でしかありません。
- 市場の動きは誰にも読めない以上、タイミングを計る努力は無意味です。
暴落しても、種まきのチャンス
- 暴落時も積立を継続すれば、安く買えます。
- 過去のチャートを見れば、どの暴落も最終的には回復し、最高値を更新していることが分かります。
参考ブログ積立期の暴落は種まき期間 – 米国株フルインベストメント
まとめ:インデックス投資家がすべき唯一の行動
「何もせず、ただ積み立て続けること」
インデックス投資家にとって真に重要なのは、「今日も淡々と積立を実行したか」だけです。
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